| トップページ > 製品情報 > 超高速液体クロマトグラフ X-LC > アプリケーション例 |
| 超高速液体クロマトグラフ X-LC アプリケーション例 | |
| 医薬品の溶出試験器の高速分離 | |
| 溶出試験は、医薬品の重要な試験項目の一つです。溶出率曲線の作成は、一般的に6〜8ベッセルの各試験液を一定時間ごとに採取し、溶出成分
量を測定することになり、その測定検体数は、24〜80検体程度になることがあります。超高速液体クロマトグラフィは、従来の測定の5分の1〜
10分の1の短時間分析を可能とし、溶出試験の結果を得るための分析時間を大幅に短縮することができます。 溶出試験法の標準試料として使用される薬品のプレドニゾン錠を用いて、溶出試験器DT-810による溶出試験を行い、10分毎に採取した試料溶液 を超高速液体クロマトグラフX-LCTMを用いて高速分離したクロマトグラムを下に示します。各試料は、DT-810のフィルトレーションユニットを使用し て、0.2μmのメンブランフィルターにより、自動ろ過され、これらの試料を、採取ラックのままX-LCTMシステムに移動し、高速分離しています。 通常のHPLCでは、全18検体を1回ずつ測定するために要する総分析時間は、約1.5時間必要となります。この分析時間は、超高速液体クロマト グラフィを用いることにより、1検体1分で測定することが可能となるため、18検体の測定に必要な総測定時間は、約18分となり、約5分の1に短縮 することができます。 | |
![]() | ![]() |
| 専用ソフトを用いて作成したプレドニゾンの溶出率曲線 | 超高速液体クロマトグラフィを用いて1minで測定したプレドニゾンのクロマトグラム |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||
| OPA自動プレカラム誘導体化アミノ酸20成分の高速分離 |
| アミノ酸分析は、食品、医薬品、タンパク質科学からメタボローム研究など 多くの分野で行われ、基礎技術として重要な測定項目となっています。 蛍光検出器を接続した超高速液体クロマトグラフシステム(X-LCTM)を用いて、 オルトフタルアルデヒド(OPA)によるプレカラム誘導体化アミノ酸20成 分の高速分離を行い、食品中のアミノ酸分析に応用しました。アミノ酸のプ レカラム誘導体化は、オートサンプラの自動プレカラム誘導体化機能を利用 しました。 |
| 20成分のアミノ酸標準試料の高速分離データ(各20pmol/μL) |
| 粒径2mmの超微粒子を充填したX-PressPak V-C18 を用い、グラジェント溶出法を行うことにより、アミノ酸20 成分を約7minで高速分離することができます。粒径 5mmの充填カラムを用いた分析、38min(当社比)と比 較して約1/5の分析時間の短縮を実現しました。さらに、 グラジェントの再生時間も含め、溶媒の消費量を約1/6に 削減することができました。 |
![]() | ![]() |
| 食品中アミノ酸分析への応用 −GABAを含む白ワインの測定例− |
| GABAは、動植物界に広く分布しているアミノ酸の一種で、中枢神経系の中で重要な働きをする抑 制性神経伝達物質です。脳の血流の活発化、酸素供給量の増加、脳細胞の代謝機能の亢進など、脳卒中後遺症、脳動脈硬化症な どによる頭痛、耳鳴り、記憶障害、意欲低下などの改善策として使用されています。チョコレート、コーヒーなどの食品に添加され、健 康食品として発売されています。 このデータは、GABAを含む白ワイン中のアミノ酸のクロマトグラムを示します。このワインは、ライチ由来のGABAが含まれています。 | ![]() |
| OPAプレカラム誘導体化アミノ酸測定条件 | |
| カ ラ ム | X-PressPak V-C18(2μm, 2.0mm I.D.×50mmL) |
| 移動相 A | H2O add 1.0M citrate buffer(pH5.8) 3.5mL/L |
| 移動相 B | CH3CN/C2H5OH/H2O(30/30/40)add 1.0M citrate buffer(pH5.8) 3.5mL/L |
| グラジェント条件 | |
| A:B=90:10→90:10→72:28→72:28→42:58→42:58→23:77→0:100→0:100→100:0 | |
| 0.2min 2.2min 2.5min 4.6min 5.0min 6.1min 6.15min 7.0min 7.05min (1cycle 10min) | |
| 流量 | 0.6mL/min |
| カラム温度 | 40℃ |
| 検出波長 | Fluorescence detector;Ex 345nm,Em 455nm Gain x100 |
| 食品添加物の4波長同時分析 |
食品の製造・加工の段階で食品添加物が広く利用される中、食品の安全性及び品質に対する
関心が高まっており、それらの添加量を管理するため、種々の方法で分析されています。一般的に食品は、構成成分が多く存在するため、分析目的成分との來雑成分の分離および その選択的検出が必要となります。 今回、X-LCTM用検出器として新たにラインナップしたX-LCTM3177UVを用いて4つの異なる 検出波長を同時に取り込み、清涼飲料水中の食品添加物を分析しました。 |
| Fig.1 食品添加物標準試料のクロマトグラム | Fig.2 清涼飲料水のクロマトグラム |
![]() |
![]() |
| 1.アセスルファムK 0.2mg/mL、2. p-ヒドロキシ安息香酸 0.05mg/mL、3. カフェイン 0.05mg/mL、 4. アスパルテーム 0.1mg/mL、5. ビタミンB2 0.1mg/mL、6. 安息香酸 0.05mg/mL、 7. p-ヒドロキシ安息香酸メチル 0.05mg/mL、 8. 没食子酸プロピル 0.05mg/mL、 9. p-ヒドロキシ安息香酸エチル 0.05mg/mL、10.p-ヒドロキシ安息香酸プロピル 0.05mg/mL、 11.p-ヒドロキシ安息香酸ブチル 0.05mg/mL |
|
|
||||||||||||||||||
| お茶中のカテキン類の超高速分離 |
天然に存在する数多くの光学活性物質は医学、薬学、生物学、食品などの分野で重要な分析対
象とされています。このような光学活性物質は、生体および天然では主にどちらか一方のエナン
チオマーのみが存在することが多く、それらのエナンチオマーは味覚、香り、薬理作用などの生
理活性が異なる場合があります。カテキン類は、フラバン-3-オールを基本骨格とするフラボノイド類の総称で、多くの植物に含ま れています。特に、緑茶、紅茶、烏龍茶などの清涼飲料水では特有の苦味、渋味に関与する成 分として知られています。最近では、抗酸化作用、癌の予防など、重要な生理機能を有すること が明らかにされています。 X-LC3195CDは、お茶中のカテキン類を選択的に検出し、光学活性情報を得ることができます。 |
|
| ||||||||||||||||||||