▼HPLC関連
▼分光光度計、分光蛍光光度計、円二色性分散計、旋光計関連
▼その他
▼FTIR、ラマン分光光度計関連
Q1-1 ラマン分光光度計の波長確認で使用される、Siやインデン、ネオンランプの波長の出自は?
NRS-3000以前の機種の取扱説明書に記載されていたインデンやネオンランプのラマンシフト値/波長は、「日本分光学会測定法シリーズ17 ラマン分光法 学会出版センター 濱口宏
夫・平川暁子編」(ISBN:4-7622-1568-6)から引用しています。
ただし、本に記載の波数値は実測値と思われるので、最近ではネオン波長についてはNIST の発表している値を使用しています。
またインデンについても、ヨーロッパ薬局方(EP)などから波数値が発表されていますが、出典によって値が異なる事や、試料の劣化度合で波数が変化する事が多いので、最近ではキャリブレーション用としては使用しない傾向があります。
ちなみにNRS-5000/7000では、ポリスチレンを波数確認用サンプルとして使用しています。
Siについては、各種学術論文で 約520cm-1 と記載されているため、経験的に520cm-1と表現しています。ただし試料によってはピーク波数が±1cm-1程度はシフトしますので、あくまで目安の波数値として考えてください。
Q1-2 FT/IR-6000FVの干渉計部の真空で、充分引いた後は干渉計の排気バルブを閉じずに排気し続けるべきですか?測定後は必ず干渉計にN2を封じるべきですか?
短期間であれば干渉計は真空保持の状態で終了しても構いません。数日間使用しない場合は、パージガスを用いて干渉計を大気圧に戻し、干渉計にデシパックを入れてください。
設置する環境によるので、数日という表現にせざるをえませんが、基本毎日使用するのであれば、使用後に必ず窒素パージをする必要はなく、真空度が下がった時に引きなおしてください。
パージは、純度99.5%以上の窒素ガスを用いてください。
Q1-3 1回反射ATR用「加熱アタッチメント」PHE-600の対応ATRと温調範囲は?
ATR PRO450、470で使用可能です。温度範囲は、どのプリズムでも80℃までです。
Q1-4 ATR PRO690H-Hと670H-SのH-HとH-Sの意味と各種プリズム使用時の温調範囲は?
H-SとH-Hの最初のHは、Heatです。その後に付いてるのは、StandardのSとHigh pressureのHです。
ZnSeは、~120℃、Geは、~150℃、ダイヤモンドは~180℃です。
Q1-5 NRS-5000/7000で、各種対物レンズを使用したときの視野範囲を教えてください。
100倍対物レンズでは、横方向(X軸)約95μm、縦方向(Y軸)約70μmです。
他の対物レンズは、倍率に反比例します。例えば10倍対物レンズでは約950×700μmです。
Q1-6 FAS-4000食品添加物確認試験プログラムの内容を教えてください。
データベース内のIRスペクトルと測定した製品のIR スペクトルとの比較を数値化して、添加物の量が許容範囲内かどうかを判断します。
詳しくは、FT/IR application dataの「080-TR-0198」に記載されています。ご興味の方はこちらから、ご請求ください。
Q1-7 FT/IRの設置環境で湿度70%以下とありますが、相対湿度のことですか?また、湿度の下限はいくつですか?
相対湿度です。相対湿度は%表示 絶対湿度はmg/mg、DryAir表示です。
気温や気圧によって相対湿度は変化します。注意してください。
FT/IRは大気中で使用することを前提としています。大気中であれば下限値の設定はありません。
Q1-8 FT/IRの付属品、RAS PRO410-HとBの選択ポイントはどこですか?
RAS PRO410-H:最も高感度です。膜厚100nm以下の場合や測定面積が小さい場合(10×10mm未満)に選択します。
RAS PRO410-B:膜厚が100nm以上ある場合や面積がある場合に選択します。ただし、偏光子が別売です。
Q1-9 赤外顕微鏡に、サンプリングキットは付属していますか?
IRT-5000/7000には、標準付属品としてサンプリングキットが付属します。
0507-9015 3連サンプルローダ
0507-9022 顕微専用ピンセット
0507-9048 KBrプレートホールドピンセット
0507-9016 顕微専用ナイフ-S(ホルダー)
0507-9017 顕微専用ナイフ-S(替刃)
0507-9018 顕微専用ナイフ-H(ホルダー)
0507-9019 顕微専用ナイフ-H(替刃
0507-9020 精密ニードル(ホルダー)
0507-9021 精密ニードル(針)
@0507-9047 顕微赤外用KBrプレート7×7×1mm
@1102-W003 730E サンプリングキット用KBr円板φ10×1mm 10枚
@0507-9017 顕微赤外用反射ミラー
@は赤外顕微鏡のサンプリングキットにのみ付属する商品です。
通常のサンプリングキット(0507-9014)には含まれません。
Q1-10 レーザラマン分光光度計のノッチフィルタは消耗品ですか?
レーザラマン分光光度計に使用されているレーリー光除去フィルタの1つであるノッチフィルタは、従来は消耗品として対応していましたが、
2009年8月出荷分より、3年以内に日本分光の保管方法に則り使用されていて、かつ劣化が認められた場合には、
素子を無償(交換に伴う技術料は有償)で交換することになりました。
▼HPLC関連
Q2-1 BORWINからChromNAVにバージョンアップする際、継承できるデータは何ですか?
BorwinからChromNAVへ移行できるのは、クロマトグラムと3次元クロマトグラム(生データ)です。
ChromNAV上の『クロマトグラムのインポート』から読み込みます。
複数クロマトグラムもまとめてインポート可能で、まとめて1つのシークエンスに収納されます。
波形処理パラメータやピークの検出結果、スペクトルデータベースなどは、残念ながら移行できません。
Q2-2 ChromNAVのインストールにはMicrosoftWordが必要ですか?
必要です。印刷、印刷フォーマットの編集に必要となります。
不具合の原因となりますので、Word がインストールされていないPCにはChromNAVをインストールしないで下さい。
また、Excel出力には当然Excelが必要となります。
Q2-3 X-LCで複数の検出器は使えますか?
使用は可能です。しかし、2番目に接続する検出器ではピークの広がりが大きくなる可能性があります。
φ0.1SUS、またはφ0.13PEEKチューブで拡散が小さく、背圧がかからないように配管してください。
ユニオン使用の場合は、ミクロ用ユニオンを使用してください。
Q2-4 X-LCとLC-2000でセル耐圧は変わりますか?
耐圧(UV検出器:3.5MPa)は変わりません。セルの構造は違います。高耐圧仕様は超臨界用のセルです。
▼分光光度計、分光蛍光光度計、円二色性分散計、旋光計関連
Q3-1 蛍光色の評価は、いつからASTMで規定されましたか?
2001年8月に発表され、それから規定されています。
Q3-2 円筒セルを含め、各種セルの洗浄方法を教えてください。
一般的には、液状合成洗剤(セルオチル液)にセルを浸し、30~50℃にて約10分間保持します。
その後水洗いし、さらに無機物 のヨゴレを取るために希硝酸と少量の過酸化水素水を加えた溶液に約30分間浸します。
最後に蒸留水で良く洗い、水を切ったのち乾燥させます。
尚、急ぐ場合は水を切ったのちエチルアルコール、ジエチルエーテル(アセトン可)の順に洗い、ドライヤーで乾燥させても大丈夫です。
洗浄器具として超音波洗浄器の使用は破損の原因になる可能性があります。より良い洗浄を得ることも予想されますが日本分光では推奨しません。
特別にセル洗浄液に開発された無リン酸系の洗浄液(セルオチル液)で洗浄も可能です。2~5%に希釈して使用します。
[耐薬品性]
石英セル:耐薬品性に優れていますが、フッ酸、リン酸及びアルカリ性溶液等には光学面が損なわれます。長時間の使用はさけて下さい。
硝子セル:石英セルとくらべ、若干耐薬品性が落ちます。特に酸、アルカリには短時間の測定を推奨します。
プラスチックセル: ポリスチレンの成型品なので、有機溶媒には不向きですが、酸、アルカリ類に適します。
Q3-3 蛍光の1滴測定ユニットで、試料を滴下するセルの形状、種類、洗浄方法は?
フッ素系表面加工され、溝が切ってあります。現在、セルは5μLの1種類です。石英ガラス製ですので、アルカリに長時間漬けないでください。
Q3-5 分光光度計用校正フィルタであるJCRMフィルタの対応波長範囲を教えてください。
透過率用は以下のとおりです。可視域:440~650nm、紫外域:220~290nm、近紫外域:約320~400nmです。
Q3-6 MSV(顕微UV)のステージの可動範囲とカセグレン鏡先端から焦点までの距離は?
手動ステージ移動距離(X:50mm、Y:70mm、Z:20mm)
自動ステージ移動距離(X:80mm、Y:70mm、Z:25mm)
(注)Z軸方向の移動距離は、対物鏡・集光鏡の種類(倍率)によってかわります。
カセグレン倍率とカセグレン鏡先端から焦点までの距離(10倍:30mm、16倍:20mm、32倍:10mm)
Q3-7 V-600のメルティング測定用キャピラリジャケットで、キャピラリが折れて残った場合の処理は?
キャピラリジャケットは、付属の専用工具を使って、ユーザーが分解清掃できる構造です。
ジャケットにはレンズなどが組み込まれていますが、その部分は動かさずに、折れたキャピラリを取り除けるようになっています。
組み上げた後は、ユーザーによる確認で測定でき、担当メンテナンスを呼んで調整する必要はありません。
Q3-8 V-600の定量測定の未知サンプル数の上限と固定波長測定のサンプル数の上限を教えて下さい。
DS(PCタイプ) :無制限
iRM:行数にして約2000(繰り返し測定等をすると試料数は減ります)
Q3-9 J-800用の二次構造解析プログラムのリファレンスファイル、YangとReedの使い分けは?
Yangはタンパク質 Reedはペプチドサンプル向けのリファレンスデータです。
Q3-10 V-7000で、窒素パージ下での液体サンプルの測定はできますか?
可能です。窒素パージは標準で本体からできます。
ただし、別途ガスボンベと本体-ボンベ間の配管が必要になります。
Q3-11 ミクロ8連セルに標準で付属するテフロン蓋とシリコン栓キットの使い分けを教えて下さい。
テフロン蓋は、高温でない場合、長時間測定しない場合に使用します。
シリコン栓は、メルティング測定等で高温になる場合、長時間測定する場合に使用します。
試料溶液の蒸発を防ぐためです。
シリコン栓には、穴なしとセル内センサを使える穴ありの2タイプがあります。
セル内センサを併用すると、より正確な温度を記録することができ、微量試料でも精密なTm測定が行えます。
Q3-12 水質分析の項目「濁度」、JISの試験方法と上水試験方法で違いがありますか?
標準物質が違います。JISはホルマジンで、上水試験法はポリスチレンです。測定方法は両方とも同じです。
登録されている、『色度・濁度測定プログラム』が使えます。
特に、積分球法で試験をするときには、このプログラムが無いと(拡散透過成分)-(拡散成分)の値で検量線と比較できません。
Q3-13 V-600で結露防止の窒素パージに対応するペルチェ冷却セルホルダはどれになりますか?
型式、EHCS-760、PSC-763、ETCS-761、ETCR-762、PWC-758、PAC-743、PAC-743Rのセルホルダで、窒素パージに対応しています。
Q3-14 分光光度計で波長200nmでの吸光度の上限はどれくらいですか?
V-660でAbs3くらいです。
短波長領域の測定例としては、リゾチームの吸収スペクトルやV-600カタログの窓材の透過率が挙げられます。
Q3-15 拡散反射スペクトルで温度変化を測定するような装置はありますか?
真空加熱拡散反射ユニットがあります。
Q3-16 上水試験法の濁度測定で用いられる標準ポリスチレンの粒子径の大きさは?
0.5μm:6%、1μm:17%、2μm:36%、5μm:29%、10μm:12%となります。
こちらが、濁度100度の基準となります。
▼その他
Q4-1 SDとRSDの違いについて教えてください。
SDは標準偏差(Standard deviation)、RSDは相対標準偏差(relative standard deviation)です。
SDは、√(分散)=√(∑(データ-平均値)2)/個数)、で表現されます。
RSDは、SD値/平均値です。変動係数とも言います。
Q4-2 英語の取扱説明書は日本で販売していますか?
販売しています。
Q4-3 所要電源について、WとVAの違いを教えて下さい。
Wは電力、VAは皮相電力といいます。
一般に供給される電気は交流で、電圧、電流ともにが変化します。
平均的な強さは、2乗の平均値の平方根で求められ、実行値といいます。
電圧の実行値と電流の実行値の積が皮相電力VAになります。
電流と電圧の位相の波が揃っている場合、W=VAになります。
波が揃っていない場合は、電力Wは皮相電力VAよりも小さくなります。
Q4-4 JASCOセミナーでどのセミナーを受けたらいいのか迷っています。
分析センターでは、セミナーの内容に関してご相談を受ける窓口があります。
メール、または電話(042-646-4728)でご相談ください。
Q4-5 取扱説明書を紛失しました。取扱説明書を頂くことは可能でしょうか?
取扱説明書は商品として登録されており、有償での提供となります。
商品購入後は、大切に保管してください。









