製品情報 VIR-100/200/300

多目的フーリエ変換赤外分光光度計

VIR-100/200/300

測定例

オートコンタクトATRによる粒状ガムの測定

日本分光では、従来手動で行われていた試料押さえ部の昇降を電動・自動化したオートコンタクトATRを開発しました。

このオートコンタクトATRの自動昇降機能を利用して、人間の咀嚼動作を模倣することにより、チューインガムを評価しました。

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ATR法によるチューインガムの測定
図1 試料設置イメージ(枠内: 拡大)

複合付属品ユニットを用いた種々サンプルの測定

透過・反射・ATR・拡散反射の四つの測定法を1つのユニットで行うため、複合付属品ユニットを開発しました。

図2, 3はガスセルを使用した塩化水素ガスの透過測定、およびHPLCのカラム充填剤用シリカゲルの拡散反射測定を行った結果得られたスペクトルです。

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塩化水素ガスの透過測定
図2 塩化水素ガスの透過スペクトル
カラム充填剤用シリカゲルの拡散反射測定
図3 HPLCのカラム充填剤用シリカゲルの拡散反射スペクトル

ファイバープローブを用いた反応過程のモニタリング

ATR用ファイバープローブを用いてプリズム表面に塗布した油と界面活性剤の反応過程を測定しました。

-CHピークと-OHピークの経時変化の測定結果を示します。これらの結果を考察することにより、プリズム表面での油の可溶化(乳化)と分散が二段階で起きていることがわかります。

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ATR用ファイバープローブによる反応過程測定
図4 油(-CH基)と水(-OH基)の経時変化