市場のニーズは、「より短時間で」「より少量で」「より微小な領域で」「極低温で」と極限分析に向かいながら、一方で「より簡便に」「より効率良く」「環境にやさしい」等使い易さや環境への配慮が求められます。
創立以来、半世紀に渡って蓄積した分析技術や様々なノウハウと最新テクノロジーを組み合わせることで「お客様の声」に応えられるソリューションを提供します。私達の開発グループは光分析機器と分離分析機器を中心に、100種類以上の分析機器を開発しています。
光分析機器はその使用目的により、波長範囲、分解能、感度特性など様々な基本性能が求められます。光学素子は、その性能がそのまま装置の性能向上に繋がるため、最も大切な要素技術のひとつです。新たな素材・材料から始まり加工・製造工程に至るまでを徹底して検討を行い、高性能・高品質を目指します。
数百 nm 領域の測定を可能にした近接場プローブが代表するように、まさにナノサイズを制御する技術で分析機器を支えます。
応用研究では長年蓄積した技術やノウハウに加え柔軟な発想力を駆使して、これまで測定できなかったものを、より良いデータを、より効率良く得る手法を、日々研究しています。分析機器開発メーカーしかできない分析のプロフェッショナルとして、お客様の研究や業務をサポートします。これまでにない斬新な分析手法を確立し、アプリケーションデータや技術情報誌「Jasco Report」、各種学会発表等という形で提供します。
また、分析技術者養成のセミナーを定期的に開催し分析機器のユーザーのスキルアップをサポートしています。
独創性・新規性を追求する研究者、技術者の方々は多種多様な性能・機能を分析機器に求めます。その要求にお応えするために日本分光の営業は、分析知識を身につけた営業技術者として、既製の分析機器の紹介にとどまらず、よりご満足頂ける情報・ソリューションの提案を目指します。
各種学会における汎用・専用機器の展示、JASIS、SEMICONでは、機器の展示だけでなく最新技術の紹介や新製品に関する発表も行います。
関連会社ジャスコエンジニアリング株式会社が、お客様からのあらゆるご要望にお応えするため、ハードからソフトまで高品質のサービスを提供する「トータルサポートサービス」を全国に展開しています。製品の納品・据付・取扱説明や、その後の保守・点検などのメンテナンスサポートはもちろんのこと、国際的に分析機器のバリデーションが求められている中、分析機器に精通した有資格者がトレーサブルに校正された検査計器、トレーサブルな標準を用いて性能確認試験を実施します。
品質保証の国際規格ISO9001:2015(登録年月日: 1995年2月10日、登録番号: JSA Q 2699)、を認証取得し、独自の厳しい品質管理体制を構築しています。
日本分光社内では製品開発、生産技術を中心に取り組みながら、生産は関連会社ジャスコテクノ株式会社や分析機器製造実績の豊富な企業に委託し、高品質な製品造りを実現しています。
受入検査・工程検査・最終検査・出荷審査など何段階もの品質検査を通過した製品だけをお客様にお届けします。