ニュース お知らせ 硤合憲三先生 ノーベル化学賞ご受賞を心よりお祝い申し上げます

硤合憲三先生 ノーベル化学賞ご受賞を心よりお祝い申し上げます

2026年10月9日
硤合憲三先生 ノーベル化学賞ご受賞を心よりお祝い申し上げます

ご受賞、誠におめでとうございます

2026年のノーベル化学賞を、東京理科大学名誉教授の硤合憲三先生が受賞されることが決定しました。長年にわたり「不斉」という重要な科学的課題に挑み続けてこられた硤合先生のご功績に、心より敬意を表するとともに、栄えあるご受賞を心よりお祝い申し上げます。

硤合憲三先生に対し、東京理科大学より「栄誉教授」の称号が授与されることとなりました。
硤合名誉教授に栄誉教授の称号授与を決定(東京理科大学 ホームページ)

研究とともに歩む、CD という技術

硤合先生には、長年にわたり日本分光の円二色性分散計(CD)をはじめとする分析機器をご利用いただいております。
硤合先生の研究グループから発表された数多くの論文において、円二色性分散計(CD)が用いられている一例をご紹介いたします。

関連する研究論文

  • Determination of the absolute structure of the chiral crystal consisting of achiral dibutylhydroxytoluene and asymmetric autocatalysis triggered by this chiral crystal.
    A. Matsumoto, S. Takeda, S. Harada, K. Soai
    Tetrahedron: Asymmetry, 2016, 27, 943–946.
    https://doi.org/10.1016/j.tetasy.2016.07.013
  • Achiral 2-pyridone and 4-aminopyridine act as chiral inducers of asymmetric autocatalysis with amplification of enantiomeric excess via the formation of chiral crystals.
    A. Matsumoto, D. Tateishi, T. Nakajima, S. Kurosaki, T. Ogawa, T. Kawasaki, K. Soai
    Chirality, 2024, 36, e23617.
    https://doi.org/10.1002/chir.23617

キラリティー研究の発展とともに ~シンポジウム「モレキュラー・キラリティー」~

シンポジウム「モレキュラー・キラリティー」はキラリティ研究に特化し、様々な分野の研究を俯瞰できる総合シンポジウムとして長年にわたって開催されており、日本分光もこれに協賛して参りました。

硤合先生のご専門である「不斉自己触媒反応」やキラリティー(分子の左右非対称性)の研究は、まさに本シンポジウムが扱う主題(キラル化合物、不斉合成、不斉の起源など)そのものです。また、硤合先生は長年にわたり、本シンポジウムに中心的な研究者として深く携わってこられました。

2026年9月に東京理科大学において開催されたモレキュラー・キラリティー2026(MC2026)では、長年のご功績がたたえられ、「モレキュラー・キラリティー功績賞」を受賞されました。
MC2026 Webサイト

Congratulations, Professor Soai !

硤合憲三先生、ノーベル化学賞のご受賞、誠におめでとうございます。今後ますますのご健勝と、さらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。