逆相カラム ポリメリック修飾タイプ

Finepak SIL C18T-5は、全多孔性シリカゲルに三反応性のオクタデシル基を化学的に結合させた後、残存シラノール基を処理した平均粒径5 µmの充塡剤を充塡したHPLC用高性能カラムです。

このカラムは通常逆相HPLCに用いられ溶離液として水/メタノール、水/アセトニトリルの様な極性溶媒（pH範囲2～7）が用いられます。

シリカゲルに化学的に結合させたアルキル鎖長の違いにより最も顕著に現れる差異は保持時間です。C18が最も大きく、C8、C1の順で小さくなります。分析対象となる化合物の炭素鎖長を考え、これらのカラムを選択することにより、より良い分析ができます。

また、C1カラムは残存シラノール基が少なく、塩基性化合物の測定にも有用です。

Finepak SIL 300C18T-5は細孔径が30 nm（300Å）で設計されており、水溶性高分子などの分離に適しています。