技術情報 アプリケーション Application Data 200-CD-0014
CD Application Data

CD測定の医薬分野への応用 -ヒト血清アルブミンと3,5-ジヨードサリチル酸の相互作用の測定-

Introduction

ヒト血清アルブミン(Human Serum Albumin; HSA)は血漿中に最も多く含まれるタンパク質で、さまざまな薬剤分子や生体内物質と結合して、それらを標的器官へ輸送しています。ヒト血清アルブミンは薬剤や生体内物質の作用発現に密接に関係しており、そのためHSAと薬剤の親和性や相互作用に関する研究は多く報告されています。

ここではHSAへの3,5-ジヨードサリチル酸の滴定実験を行い、HSAと3,5-ジヨードサリチル酸の相互作用に由来する誘起CDの測定と、解離定数の解析について紹介します。

Keywords
薬剤, タンパク-薬剤相互作用, 誘起CD, 自動滴定
アプリケーションデータ番号
200-CD-0014
発行
2011年
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