高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は微量物質の定量や混合物の分離・精製に非常に有効な手法です。HPLCは医薬品や食品分野においても広く用いられていますが、これらの分野ではキラルな物質を測定対象とすることが多く、キラル分子の鏡像体過剰率の決定や鏡像異性体の分離・精製が必要とされています。日本分光ではHPLC用のCD検出器(CD-4095)をラインナップしていますが、LCCD-420 LCCD付属装置を用いることでJ-1500円二色性分散計をCD検出器として利用することが可能です。J-1500円二色性分散計は高感度、高分解、極めて広いダイナミックレンジを実現しており、200nmまで高精度な検出が可能です。
ここではJ-1500円二色性分散計を用いて測定したワルファリンのCDスペクトルとJ-1500円二色性分散計をCD検出器として用いたCDクロマトグラムの測定例を紹介します。