技術情報 アプリケーション Application Data 210-CD-0031
CD Application Data

マルチプローブ測定による微量α-キモトリプシンのCD/蛍光同時スペクトル測定

Introduction

タンパク質の構造解析にはCD測定をはじめ、蛍光、蛍光異方性など多くの測定手法が相補的に用いられています。J-1500円二色性分散計はCDスペクトルに加え、吸収、蛍光、蛍光異方性、直線二色性(LD)スペクトルなど多くの測定モードに対応しており、1つの試料に対して多角的な解析を実現します(マルチプローブ測定)。

ここではJ-1500円二色性分散計、FMO-522蛍光モノクロメーター、PTC-510水冷ペルチェセルホルダ、および、ミクロCD蛍光石英セル(5mm × 5mm)と5mmミクロセルジャケットを用い、α-キモトリプシン12µg(0.04mg/mL, 300µL)のCD/蛍光同時温度変化スペクトル測定を行い、α-キモトリプシンの二次構造および三次構造を解析した例を紹介します。

Keywords
微量測定, 二次構造, 三次構造, 消化酵素
アプリケーションデータ番号
210-CD-0031
発行
2017年
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