J-1500円二色性分散計は最新のデジタルロックイン検出を用いた電気系と測定光のスループットを更に向上させた光学系の採用、流体シミュレーション計算により実現した窒素パージ機能の高効率化によりCD測定に最適化したシステムとなっています。これにより真空紫外領域や高吸収サンプルにおいても高いS/NでCDスペクトルを得ることができ、これまで困難であったg値が小さいサンプルの測定やタンパク質二次構造解析の精度向上などを可能にします。
ここでは(1R)-(+)-α-ピネンガスと(1S)-(−)-α-ピネンガスの真空紫外領域のCDスペクトルを紹介します。