CD測定法はタンパク質の構造解析における不可欠なツールとなっています。CD測定法はサンプル量400µL程度、濃度0.1mg/mL程度の微量・低濃度で測定が可能です(光路長:1mmの場合の目安)。しかし、貴重なタンパク質では、このような少ないサンプル量でさえ確保が難しいことがあり、より少ない試料で測定したいというご要望が寄せられていました。そこで日本分光では一滴でのCDスペクトル測定を可能とするマイクロサンプリングディスクを開発しました。これによりCD測定に必要なサンプル量を劇的に低減できます。