技術情報 アプリケーション Application Data 260-CD-0027
CD Application Data

CPL-300 円偏光ルミネッセンス測定システムによるカンファーキノンのCPLスペクトル測定

Introduction

キラルな化合物を光励起すると、放出される蛍光の左右円偏光成分の強度に差が生じます。この現象は円偏光ルミネッセンス(Circularly Polarized Luminescence: CPL)と呼ばれ、励起キラル分子の構造に由来する発光現象です。CPL測定は、近年では励起分子のキラリティーの評価や、3D-構造解析に欠かせない測定法として位置づけられています。

ここではCPLが観測される分子として良く知られているカンファーキノンを、日本分光製CPL-300で測定し、得られたCPLスペクトルを解析した例を紹介します。

Keywords
CPL、励起分子の構造解析、励起分子のキラリティー評価
アプリケーションデータ番号
260-CD-0027
発行
2015年
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