技術情報 アプリケーション Application Data 030-AT-0251
FTIR Application Data

FTIRを利用した生分解性プラスチックの生分解性の評価(1)

Introduction

自然界で分解されることのないプラスチックは、最終的にマイクロプラスチックとなり生態系に影響を与える可能性があります。そこで地球環境への負担を軽減できる素材として生分解性プラスチックが注目されています。生分解性プラスチックは通常の使用状況では一般のプラスチックと同等に使用され、使用後に地中に埋められると微生物によって最終的に水と二酸化炭素に分解されます。これまでに生分解性プラスチックの原料については各種評価手法が報告されていますが、最終製品について生分解性を評価した事例はほとんどみられません。そこで、生分解性プラスチックを表す「グリーンプラ」マークが表示された市販のごみ袋を製品のモデルとして、その生分解過程をFTIRにて評価しました。

Keywords
生分解性プラスチック、グリーンプラ、FTIR、ATR
アプリケーションデータ番号
030-AT-0251
発行
2017年
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