近赤外領域の光は物質に対し、透過性が高く非破壊分析ができることから生鮮食品や農作物の鮮度、水分、糖分、塩分等の分析に幅広く利用されています。今回は果実糖度と近赤外スペクトルとの間に相関があるかどうかを、サクランボ(佐藤錦)を用いて確認しました。その結果、近赤外スペクトルと糖度計の値との間で PLS 検量モデルを作成し、良好な結果が得られたので紹介します。