UV硬化樹脂は塗料やインク、コーティングの分野をはじめ、半導体業界においてもフォトリソグラフィーなど幅広い用途に利用されています。UV硬化樹脂は熱硬化性樹脂と比べ、環境にやさしいクリーンな素材であり、かつ、短時間で硬化するなど性能や生産性においても期待されています。UV硬化樹脂に求められる性能を評価することは、生産性の向上や新規材料の開発において非常に重要となります。FTIRはUV硬化樹脂の硬化過程における反応速度を評価する手法として知られており、これまでにもUV硬化樹脂の硬化過程に関する事例をご報告してきました(Application Data:030-TR-0166, 100-TR-0196)。ここでは、新しく開発したUV硬化樹脂の硬化過程モニタリング用アタッチメントDR-UV01および測定事例をご紹介いたします。