FTIRの時間変化測定には「インターバル測定」、「ラピッドスキャン測定」、「ステップスキャン測定」の3つの測定手法があります。それぞれの最高時間分解能は1sec、50msec、5µsec(オプションで10nsec)となります。
ここではそれぞれの測定法の特徴と測定事例について紹介します。各測定法はFTIRの干渉計内にある移動鏡のスキャン方式が異なります。「インターバル測定」では通常のスキャン、「ラピッドスキャン測定」では高速スキャンにより時間変化測定を行います。「ステップスキャン測定」ではデータサンプリングポイント毎に移動鏡を静止して、各ポイント毎にサンプルに摂動を与えて時間変化測定を行います。