粒径が 2µm 以下の充填剤を充填したカラム(内径 2.1mm、長さ 50mm)を使用することによって分析時間の短縮化、溶媒消費量の低減、ピーク高さの向上、注入容量の低減が可能である。ただしこれらのメリットを実現するためには従来の HPLC で操作される圧力では不充分であり、50MPa~100MPa の圧力に耐えられるクロマトグラフが必要となる。
本実験では標準試料として Uracil、Benzyl alcohol、Benzene、Toluene、Ethyl benzene の混合液を注入して理論段高さ、線流速、カラム圧力の関係を求めた。Uracil はブレイクスルー時間(t0)を求めるために用いた。
各流量に対応する理論段数(N)、t0、カラム長さ(L)の値から理論段高さ(H)、線流速(u)をつぎの式にしたがって求めた。
H = L/N (1)
u = L/t0 (2)