示差屈折率(RI)検出器はその汎用性により、GPCなど多くの測定で使用されています。RI検出は溶媒の屈折率の差を検出するため、室温の変化がベースラインに影響します。従来から検出セルを温調することにより、室温変化の影響を排除していましたが、RI-4030ではさらに温調精度を高めた構造にしました。
ここではRI-4030と従来のRI検出器を用い、移動相として水を送液し、セル温調を開始した後ベースラインが安定するまでの時間を比較した結果と、糖アルコールを測定して比較した結果を報告します。