技術情報 アプリケーション Application Data 101017H
LC Application Data

円二色性検出器および光学分割カラムを用いたフルルビプロフェンの検出

Introduction

フルルビプロフェンは、非ステロイド性抗炎症薬の一種で、貼付薬や内服薬として使用されています。また、フルルビプロフェンのエナンチオマー(S-体、R-体)では、薬理活性の大部分はS-体が有することが知られています。

円二色性検出器(CD検出器)は、円二色性(Circular Dichroism)を示す光学活性物質を、高感度かつ選択性良く測定する検出器です。1台の検出器で、CDおよびUVクロマトグラムを同時に得ることができ、スペクトル測定も可能なため、より詳細な光学活性物質の情報を取得可能です。

今回は、CD検出器および光学分割カラムを用いてフルルビプロフェンの分析を行いましたので報告します。

Keywords
フルルビプロフェン, エナンチオマー, CD検出器, CHIRALPAK AD-RH
アプリケーションデータ番号
101017H
発行
2014年