リサイクル分析とは、1度カラムから溶出した不分離ピークを、カラムに繰り返し通すことで、カラム1本でカラムを長くする、あるいは数本連結した時と同等の効果を得ることができる分析手法です。これにより得られた高分離能ピークを分取することで、効率的な分取精製が可能になります。
このシステムの特長として、下記の項目が上げられます。
(1) 1本のカラムでカラムを長くする、あるいは数本連結した時と同等の分離が得られることから、カラムコストの削減が可能
(2) リサイクル中は溶媒を排出しないため、環境負荷の低減やコストの削減が可能
(3) 分離を向上させてから分取するため、効率的な分取精製が可能
今回、ポリスチレンオリゴマーのリサイクル分取を試みたので報告します。