通常のシリカ-ODS充塡剤のカラムは水系100%の移動相を用いた場合、送液を止めた後に再度測定開始すると保持時間が短くなることが知られています。これは、充塡剤表面のODS基の倒れこみや、充塡剤細孔内の移動相が撥水により押し出され、分離能力(保持能力)が低下することが原因と言われています。
Unifinepakは、適度な疎水性を持つように設計されており、水系100%の移動相を使用していて、送液を停止した後に再度測定を開始した場合でも保持時間への影響が少ないといった特徴があります。
今回は、Unifinepak C18と一般的なシリカ-ODSカラムで、水系100%移動相を用いて核酸標準試料を測定し、比較した結果を報告します。