技術情報 アプリケーション Application Data 430026H
LC Application Data

4溶媒低圧グラジエントシステムによるOPAポストカラム誘導体化法を用いたシジミ抽出液中の生体中遊離アミノ酸の分析

Introduction

生体中遊離アミノ酸は通常、タンパク質と結合せず体液や血液中で単体で存在していますが、体内のタンパク質が不足した際には血液中から取り込まれてタンパク質の原料になります。また、体内のタンパク質が過剰な時には血液中に戻されます。この様に遊離アミノ酸は、体内のタンパク質の量を調節する重要な役割を果たしています。また近年では、疲労回復や抗酸化作用、動脈硬化予防などに有効とされる遊離アミノ酸も注目されており、中でも肝臓の働きを助ける作用があることが知られているオルニチンは、シジミの中に特に多く含まれています。

今回は、生体中遊離アミノ酸分析システムを用いて、シジミ抽出液中の遊離アミノ酸の測定を行いましたので報告します。

Keywords
生体中遊離アミノ酸, シジミ抽出液, Orn, OPA, ポストカラム誘導体化法, AApak Li-LG, 蛍光検出器
アプリケーションデータ番号
430026H
発行
2015年
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