アミノ酸は生体を構成する一つであるタンパク質の重要な成分であり、アミノ酸分析は医薬、生化学、食品など多くの分野で欠くことのできない測定項目となっています。HPLCを用いて多成分のアミノ酸を測定する場合、一般的には陽イオン交換カラムを用いて分離を行います。また、ほとんどのアミノ酸はUV吸収が弱いため、カラムの前(プレカラム)もしくは後(ポストカラム)で誘導体化試薬と反応させて、発色体や発蛍光体に誘導体化して検出する必要があります。
今回は、紫外可視吸光度検出器UV-4070の2波長同時検出機能を用い、ニンヒドリン(Ninhydrin)ポストカラム誘導体化法によるタンパク質構成アミノ酸の測定を行いましたので報告します。