技術情報 アプリケーション Application Data 430031H
LC Application Data

OPAプレカラム誘導体化 UV 検出法によるアミノ酸分析

Introduction

殆どのアミノ酸には紫外可視領域の吸収や蛍光がないため、HPLC を用いて選択的または高感度に測定するためには、誘導体化を行う必要があります。一般的にアミノ酸の検出方法には、プレカラム誘導体化法とポストカラム誘導体化法があり、前者はあらかじめ誘導体化を行った試料を C18 カラム等を用いて分離する方法、後者は試料をイオン交換カラム等で分離したのちに反応液と混合、誘導体化を行う方法です。現在日本分光では、プレカラム誘導体化試薬として o-フタルアルデヒド(OPA)(蛍光検出)及びダブシルクロライド(吸光度検出)、ポストカラム誘導体化用試薬として OPA (蛍光検出)及びニンヒドリン(吸光度検出)を使用した分析システムを提供しています。

プレカラム誘導体化法は、シンプルな装置構成で測定を行うことができ、選択できる誘導体化試薬の種類が多くかつ高感度測定を行うことができる等の多くのメリットがあります。また OPA によって誘導体化されたアミノ酸は、 UV 検出器でも検出することが可能です。そこで今回は、そこで今回は、 EXTREMA 4500 Model を使用し、オートサンプラーの自動プレカラム誘導体化機能を利用した、 OPA プレカラム誘導体化 UV 検出法によるアミノ酸 18 成分の測定を行ったので報告します。

Keywords
HPLC, UV 検出 , OPA プレカラム誘導体化 アミノ酸 , C18, EXTREMA 4500 Model
アプリケーションデータ番号
430031H
発行
2019年
このApplication Dataをダウンロードする