バイオ医薬品の確認試験のひとつとして、ペプチドマッピングという手法があります。この手法は、バイオ医薬品を化学的あるいは酵素的に消化してペプチド断片とし、その断片をHPLCなどで分離確認する方法で、米国薬局方(USP)、ヨーロッパ薬局方(EP)、日本薬局方(JP)間で国際調和がなされたテーマのうちのひとつとなっています。
この手法では、標準物質を実際の試料と同様に消化したものと比較を行うことで組換えたんぱく質の発現確認等ができ、品質管理に活用することができます。
ここでは、X-LCシリーズを用い、牛血清アルブミン(BSA)のトリプシン消化物を分析した結果を報告します。