カテコールアミンはカテコール基とアミノ基をもつ化合物の総称で、生体内で主に神経伝達物質として機能します。カテコールアミンとしてはエピネフリン(アドレナリン)、ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)、ドーパミン、またそれらの代謝物であるメタネフリン、ノルメタネフリンなどが知られています。尿中や血中のカテコールアミンの測定は、高血圧や褐色細胞腫、神経芽細胞腫など様々な病態の検査、診断に利用されています。
今回、ジーエルサイエンス製電気化学検出器 ED743 を接続した高速液体クロマトグラフ(HPLC)により、カテコールアミン 5 成分を分離・検出しましたので紹介します。