技術情報 アプリケーション Application Data 620017X
LC Application Data

4波長同時UV検出器を利用した超高速液体クロマトグラフィ(X-LC)による食品添加物の高速分離

Introduction

食品添加物は食品衛生法によると「食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの」と定義されており、保存、甘味料、着色料、香料などが該当する。食品添加物は厚生労働大臣が安全性と有効性を確認して指定した「指定添加物」、天然添加物として使用実績が認められ品目が確定している「既存添加物」、「天然香料」、「一般飲食添加物」に分類される。また食品添加物として化学分析などによりその添加を確認できるものでなければならない。

また添加物の中にはUV領域に吸収スペクトルを有するものも多く、HPLCを用いた分析ではインライン検出器にUV検出器を使用する場合がしばしばある。ただし多数の添加物を含む食品の分析では1波長だけで測定すると添加物によっては検出感度が低くなったりする。

日本分光では、同時に4波長での測定が可能なX-LC 3177UV(4波長UV/Vis検出器)を開発し、食品中の添加剤の分析に応用した。

Keywords
X-PressPak, V-C18, 4波長検出, 食品添加物, X-LC, パラベンアセスルファムK, アスパルテーム
アプリケーションデータ番号
620017X
発行
2007年