陳皮抽出物中成分の一斉分析

陳皮は、みかんの皮を乾燥させた漢方薬の原料であり、薬味や食用などにもよく利用されています。主成分としては、ヘスペリジンが挙げられ、ほかにも同じくフラボン配糖体であるナリンギン、ルチン等が含まれています。また、フラボノイドであるノビレチン、タンゲレチン及びナリンゲニン、香り成分であるリモネン等の精油なども含まれています。特に、ヘスペリジンには血流改善や美肌効果が期待されており、またリモネンは柑橘系全般に含まれている香りが特徴で、リラックス効果と同時に脂肪燃焼化効果が期待されています。

今回、これら極性の異なる7成分を一斉分離し、第十七改正日本薬局方に基づいて抽出した陳皮抽出物の測定を行いましたので報告します。

ヘスペリジン, ナリンギン, ルチン, ナリンゲニン, ノビレチン, タンゲレチン, リモネン, 陳皮, UnifinepakC18, PDA検出器, 第十七改正日本薬局方

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2017年