UHPLCによる感冒薬・鼻炎薬成分の分析

Introduction

感冒薬や鼻炎薬の有効成分としてアセトアミノフェン、無水カフェイン、ヘスペリジン、エテンザミド、ヒベンズ酸チペピジン、アプロナリドなどが知られています。アセトアミノフェンは解熱鎮痛作用、無水カフェインは鎮痛補助目的、ヘスペリジンは血流改善や抗アレルギー作用、エテンザミドは解熱鎮痛消炎作用、ヒベンズ酸チペピジンは痰を切り、咳を鎮める作用、アプロナリドは催眠、鎮痛作用があるとされています。

ここでは、100 spectra/secの超高速データサンプリングが可能なUltra High-Performance Liquid Chromatography（UHPLC）用のPDA検出器を用い、感冒薬や鼻炎薬の有効成分を分析した結果を報告します。