市販で流通している総合感冒薬(総合かぜ薬)には、解熱鎮痛成分(熱を下げ痛みを和らげる)、咳止め・気管支拡張成分(せきを和らげる)、抗ヒスタミン成分(鼻水・くしゃみなどを和らげる)、去痰・消炎酵素成分(せき・たん鼻水を和らげる)その他ビタミンや生薬由来成分などの様々な医薬品成分が含まれています。これらの薬効成分のうち、アセトアミノフェン、無水カフェイン、ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、エテンザミド、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ノスカピン、グリチルリチン酸、イブプロフェンの9成分を、PDA検出器を用い、グラジエント溶出により分離を行いました。また、市販の総合感冒薬2種類の分析結果を報告します。