技術情報 アプリケーション Application Data 747017H
LC Application Data

第十七改正日本薬局方収載のバラシクロビル塩酸塩の分析(2)

Introduction

第十七改正日本薬局方に新たに収載されたバラシクロビル塩酸塩の測定法には、フェニルシリル化シリカゲルを充塡したカラムを用いたグラジエント溶離法による類縁物質の測定条件が記載されています。この条件では、類縁物質を相対保持時間により判別し、面積百分率法によりそれらの量を算出することになっています。今回波形処理に用いたChromNAVではこれらの機能が標準搭載されています。また、グラジエント溶離法によるベースラインの変動があるため、ベースラインを差し引いた差クロマトグラムを用いた波形処理も検討しました。この機能を利用することでピークの判別が容易になりました。

ここでは、EXTREMAシステムを使用し、日本薬局方記載のフェニルカラムを用いた条件によるバラシクロビル塩酸塩の測定を行った結果を報告します。

Keywords
第十七改正日本薬局方, HPLC, バラシクロビル塩酸塩, フェニルカラム, 類縁物質, UV検出器
アプリケーションデータ番号
747017H
発行
2017年