技術情報 アプリケーション Application Data 820023H
LC Application Data

ポストカラム誘導体化法によるアルデヒド類分析

Introduction

ホルムアルデヒド・アセトアルデヒドなどのアルデヒド類は、環境汚染物質として、大気および湖沼、貯水池、河川などの環境水を汚染することが懸念されております。そのため、国内では大気汚染防止法、水道法、悪臭防止法など様々な規制の対象となっています。

HPLC によるアルデヒド類の測定方法としては、2,4-DNPH によるプレカラム誘導体化法が知られていますが、補集-濃縮あるいは抽出など前処理が必要です。日本分光では、これまで濃縮などの前処理を必要としない 1,3-Cyclohexanedione を誘導体化試薬として用いる、ポストカラム蛍光誘導体化法による水中のホルムアルデヒド、アセトアルデヒドの分析を紹介してきました。ここでは、この2成分に加えて、プロピルアルデヒド、ブチルアルデヒド、吉草酸アルデヒドの5成分同時分析を試みましたので報告します。

Keywords
アルデヒド類, 1,3-Cyclohexanedione, ポストカラム誘導体化法, Shodex RSpak KC-811 6E, 蛍光検出器
アプリケーションデータ番号
820023H
発行
2011年
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