技術情報 アプリケーション Application Data 820024H
LC Application Data

ポストカラム誘導体化法による大気中のホルムアルデヒド分析

Introduction

ホルムアルデヒド・アセトアルデヒドなどのアルデヒド類は、環境汚染物質として、大気および湖沼、貯水池、河川などの環境水を汚染することが懸念されております。そのため、国内では大気汚染防止法、水道法、悪臭防止法など様々な規制の対象となっています。

HPLC による大気中のアルデヒド類の測定方法としては、2,4-DNPH を含浸したシリカゲルを封入したサンプラーを用い、捕集及び誘導体化したアルデヒド類をアセトニトリルで抽出し、測定する方法が一般的に用いられています。日本分光では、これまで 1,3-Cyclohexanedione をラベル化試薬として用いる、ポストカラム蛍光誘導体化法による水中のアルデヒド類の分析を紹介してきましたが、ここでは、大気中のアルデヒド類の分析にもこれらの手法を用いることを検討しました。その結果、水中同様に、水で抽出した大気中のアルデヒド類の分析を行うことが出来ましたので報告します。

Keywords
アルデヒド類、パッシブガスチューブ、1,3-Cyclohexanedione、ポストカラム誘導体化法、Shodex RSpak KC-811 6E、蛍光検出器
アプリケーションデータ番号
820024H
発行
2011年
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