高濃度酸性溶液試料の旋光度測定

試料室壁の耐酸性コーティングなどにより酸性試料の測定に対して高い耐性を有しています。
耐酸性コーティングされたセル内センサーにより酸性溶液の試料温度を直接モニターすることができます。

旋光度測定においては 6 mol/L 塩酸試液のような酸性溶液を使用することが日本薬局方で定められている試料があります。旋光度は温度に依存するため、測定時の温度をモニターすることは重要です。P-4000 series 旋光計では、セル内センサーが耐酸性コーティングされているため高濃度の酸性溶液試料においても温度を直接モニターすることができます。また、以下の4つの特長と合わせて装置へのダメージを抑えて酸性溶液試料を測定することができます。

1. 試料室壁の耐酸性コーティング
2. 装置内部への酸性ガス流入防止のための石英窓^*
3. 酸性ガスの排気機能^*
4. 排気ダクトへの接続機能^**

* P-4200/4300のみの機能です(標準機能)。
** 排気ダクトへの接続機能はP-4200/4300にオプションとして追加可能です。

このアプリケーションノートでは、6 mol/L 塩酸試液を使用したL-アラニンの測定例を紹介します。

旋光計、耐酸性、6 mol/L塩酸試液、L-アラニン

200-PL-0012

2025年