技術情報 アプリケーション Application Data 030-AN-0024
Raman Application Data

偏光顕微ラマン分光法を用いたポリエチレンの配向測定

Introduction

梱包に用いられるような紐は、一方方向には簡単に裂けますが、その他の方向に対しては強度が高いという性質があります。これは、ポリマーを一定方向に延伸することで分子鎖が配向し、特定方向の物理的強度が増加したためです。このように、フィルムや化学繊維などのポリマー材料の配向状態は、材料の機能や特性に深く関係しています。偏光顕微ラマン分光法を用いると、ミクロンオーダーの微小領域を、非破壊・非接触で測定し、ポリマーの配向評価を行うことができます1)

ここでは、偏光顕微ラマンシステムとシェアリングホルダーを用い、ポリエチレン紐の配向評価を行った結果についてご紹介します。

Keywords
配向、偏光、ポリマー、回転、シェアリングホルダー
アプリケーションデータ番号
030-AN-0024
発行
2020年
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