技術情報 アプリケーション Application Data 260-AN-0011
Raman Application Data

測定アシスト機能・サンプルサーチ機能を利用した分散異物の測定

Introduction

レーザラマン分光光度計を用いて異物分析を行うケースが増加しています。これは、ラマン分光法が赤外分光法と同様に分子構造に関する情報が得られる手法であるためです。加えて、試料を前処理することなく非破壊・非接触で測定できる、空間分解能が1µm程度で深さ方向も測定できる、低波数測定が容易なため無機物の同定がしやすいなどの特長も持っています。しかし、現在顕微FTIRを異物分析に使用されている方からはラマンは操作が難しそうだという声も聞こえていました。そこで日本分光では、レーザラマン分光光度計NRS-4100のソフトウェアとして、ラマンが初めての方や既にFTIRを利用されている方が直感的に使い易いユーザーインターフェースを採用した測定プログラムを開発しました。

今回は、NRS-4100の新開発ソフトウェアの新機能を活用し、分散異物の測定を迅速簡便に行いましたのでご紹介します。

Keywords
異物、観察、自動判定、マッピング
アプリケーションデータ番号
260-AN-0011
発行
2014年
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