MSV-5000 seriesは、最小測定領域サイズ10µmφで紫外域から近赤外域にわたる広範囲な波長領域の透過・反射測定が可能な顕微分光システムです。グランテイラー偏光子を標準搭載しており、複屈折性を持つ微小な単結晶の反射スペクトルを測定して光学定数(屈折率n, 消衰係数k)を計算することができます。ここでは、2つの結晶軸(c軸とa軸)を持ち、その屈折率が知られている単結晶サファイアの反射率スペクトルを測定領域サイズ50µmφで測定し、屈折率の波長分散を求めた例を紹介します。