水質自動測定システムでは、オートサンプラーを利用して、多検体の自動測定を可能にしています。これにより、サンプル交換やソフトの操作に伴う作業者の拘束時間を大きく削減します。
オートサンプラーには、最大 100 本の 10 mL 試験管をセットすることができます。自動でフローセルの共洗いを行い、コンタミネーションを抑制します。共洗いを含めた必要サンプル量は 8.0 mL です。
水質測定用ペリスタシッパーにはシリコンフォトダイオードが装備されており、蛍光測定と併せ、IFE 補正に必要な吸光度測定を行うことができます。
自動測定で得られたデータに対し、スペクトル補正・強度規格化*・IFE補正・水のラマン除去のデータ処理を行い、PARAFAC 解析のための多検体データを自動で取得します。補正の有無は測定時に設定画面から選択できます。
※得られたデータは、Eigenvector Research Inc. 製の多変量解析プログラム Solo で利用可能です。