試料を積分球の中に入れることにより、従来では測定が困難だった試料の測定が可能になりました。
製品に近い状態に組みあがった、ガラス基板にコーティングした蛍光体や、フィルム(有機EL)・液体(有機ELや生体用蛍光プローブなどの発光性新素材)など様々な状態の試料の量子収率を測定することができます。
分光蛍光光度計 FP-8050 シリーズでは蛍光側の補正にはハロゲンランプと重水素ランプを用意しており、紫外領域からの補正が可能です。
励起側の補正には従来はローダミンB溶液が主流でしたが、スペクトル補正用検出器を用意することで、広い波長領域の補正が行えます。
感度を調整するオートゲイン機能を搭載しました。
オートゲイン機能により、蛍光強度に合わせたゲインに自動的に設定されるため、全波長域を通してSN比の高いスペクトルを得ることができます。
白色LED用蛍光体の内部量子効率の測定方法に関するJIS規格が2015年に発行されました(JIS R 1697)。JIS R 1697に準拠した内部標準効率測定システムを用いて、白色LED用粉体の内部量子効率の測定再現性を評価したところ、高い測定再現性が得られました。
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