分析条件の検討をする際に、たくさんの条件設定を行わなければならないため、作業者の労力を必要とします。メソッドスカウティングシステムでは、固定するパラメーターと検討するパラメーターを指定するだけで必要となる測定条件を一括で作成できます。
オプションプログラムのメソッドスカウティング支援プログラムを追加すると、複数の測定条件を一括で作成することが可能になります。スカウティングメソッド編集画面で、固定するパラメーターを『コントロールメソッド』に、検討するパラメーターを『パラメーター』に指定することで測定条件(スカウティングメソッド)が一括作成されます。移動相やカラム(要専用バルブ)、流量、検出波長、カラム温度、圧力(超臨界流体クロマトグラフ)などのパラメーターを検討することが可能です。
スカウティングで得られたクロマトグラムは、移動相やカラムなどの測定条件ごとに振り分け表示することが可能なため、最適条件の絞り込みもスムーズです。
超臨界流体クロマトグラフィー (Supercritical Fluid Chromatography, SFC) は、HPLCと比較して高速分離が可能であり、カラム内の溶媒置換や分取後の処理が容易かつ溶媒使用量を低減できるといった特長をもつことから、光学異性体分離(キラル分離)・分取に用いられる例が増加しています。カラムオーブン CO-4065 には、最大 10 本のカラムまで同時接続することができ、網羅的なスカウティングを実現します。
測定シーケンスの入力画面に、およその溶媒使用容量の自動計算機能があります。測定前におよその溶媒使用量が確認できるので、作業者は余裕を持った溶媒の準備ができます。溶媒不足による測定中断を防ぐのに役立ちます。
CHIRALPAK IA | CHIRALPAK IB | CHIRALPAK IC | CHIRALPAK ID | CHIRALPAK IE | CHIRALPAK IF | |
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Methanol | 5.11 | 4.56 | 1.19 | 2.07 | 2.26 | N.S. |
Acetonitrile/Ethanol (80/20) | 4.61 | 2.05 | 1.42 | 2.21 | 1.37 | N.S. |
MTBE/Ethanol (80/20) | N.E. | N.E. | N.E. | N.E. | N.E. | N.E. |