赤外分光法におけるATR法は、試料とプリズムを密着させることで試料の表面情報を取得する測定手法です。日本分光では、従来手動で行われていた試料押さえ部の昇降を電動・自動化したオートコンタクトATRを開発しました。オートコンタクトATRは、試料とプリズムの密着圧力を再現性良く制御できます。この特長を活かして、壊れやすい試料や変形しやすい試料に対する密着圧力を制御することで測定した事例や、VIRに標準搭載されている合否判定機能と組み合わせたルーチン測定事例について報告しました(FT/IR Application Data: 080-AT-0235)。
今回は、オートコンタクトATRを利用した新たな応用事例として、試料圧着回数によるスペクトル変化を粒状ガムをモデルサンプルとして測定しましたので報告します。