マイクロプラスチックとは、5 mm以下のプラスチックと定義されています。近年、海や川はもちろんのこと、土壌や大気、さらには海洋生物や飲料水にも混入していることが明らかになっており、人体への健康被害についても関心が高まっています。
マイクロプラスチックに関する研究は多方面から行われており、様々な分析手法があります。プラスチックの種類を調査するツールのひとつとして赤外顕微鏡があり、マイクロプラスチックを複雑な前処理なく測定でき、データベースを利用することでその種類を判別できます。また、イメージング測定を行うことで、定性分析のみならず組成の比率算出や粒径解析も可能となります。
今回は、プラスチック粒子を赤外顕微鏡によりイメージング測定し、粒径解析を行った結果をご紹介します。