技術情報 アプリケーション Application Data 250-MT-0210
FTIR Application Data

IRT-5000を使用したスマートマッピング測定の有効性

Introduction

分子構造を可視化できる赤外マッピング測定の有用性は古くより提唱されていますが、オートステージが必要で装置が高価になる、測定に時間がかかるといった問題点があり現状では広く普及されていません。測定時間の問題については多素子検出器を利用したシステムにより従来よりも二桁以上短い時間での測定が可能となり、マッピング測定が少しずつ利用されるようになってきました。今回はマッピング測定のもう一つの問題点である、オートステージの必要性を解決するために、新開発したスマートマッピングを御紹介します。スマートマッピングは赤外光を走査することでマニュアルステージでのマッピング測定を実現した測定手法で、透過(反射)マッピングに加えATRでのマッピングで特に威力を発揮します。今回は、IRT-5000のスマートマッピングシステムを利用した異物分析事例を紹介します。

Keywords
異物、多層膜、ATR、マニュアルステージ
アプリケーションデータ番号
250-MT-0210
発行
2009年
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