技術情報 アプリケーション Application Data 034001U
LC Application Data

SFCにおけるシリカ系カラムの分離挙動の比較

Introduction

超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)は、順相クロマトグラフィーの分離モードに近いと言われ、移動相の主溶媒である超臨界状態の CO 2 の特長 低粘性、高拡散性)により、高い分離効率を維持したまま分析の高速化が可能なため、近年注目されています。一方、 SFC で使用するカラムについては、 HPLC の逆相分析における C18 カラムのように、第一選択として確立されているカラムがまだ存在していません。そのため、測定対象成分の分離に適したカラムを見つける際は、種類の異なる複数のカラムを用いてスクリーニング測定を行う手法が有効となります。

今回、酸性・中性・塩基性の低分子化合物に対して、充塡剤基材のシリカゲルや修飾されている官能基の種類が異なる 6 種類のカラムを用いて SFC によるメソッドスカウティング測定を行い、各カラム間の分離挙動を比較しましたので紹介します。

本アプリケーションデータに掲載されているデータはすべて、ジーエルサイエンス株式会社様と共同で取得したデータです。

Keywords
SFC、メソッドスカウティング、分離挙動、Inertsil、InertSustain
アプリケーションデータ番号
034001U
発行
2022年
このApplication Dataをダウンロードする