技術情報 アプリケーション Application Data 720063U
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超臨界流体クロマトグラフィーシステムを用いた脂溶性ビタミンの分析

Introduction

脂溶性ビタミンは、油(脂)に溶けやすい性質をもつことから、水洗いや加熱による損失が少なく、油脂と共に調理・摂取することで、吸収率が大きく増大します。しかし、吸収した脂溶性ビタミンは、過剰になると肝臓や体内の脂肪組織などに貯蔵・蓄積されるため、過剰症には注意が必要になってきます。脂溶性ビタミンとしては、ビタミンA, D, E及びKが相当しますが、いずれのビタミンも過剰摂取または欠乏による疾病や成長障害の可能性が指摘されています。例えば、ビタミンA, D, Kに関しては、過剰に摂取することで頭痛(ビタミンA)・吐き気(ビタミンA, K)・肌荒れ(ビタミンA)・腎結石(ビタミンD)・貧血(ビタミンK)等の症状が出ることがあります。

一方ビタミンEは吸収後、非常に酸化されやすいため、生体内における脂溶性物質の抗酸化剤としてはたらきます。この抗酸化作用から、ビタミンEは若返りのビタミンとも言われています。

今回、超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)システムを用い、脂溶性ビタミン8成分を一斉分離しましたので報告します。

Keywords
SFC, 脂溶性ビタミン, SFCpak Crest C18T-5, PDA検出器
アプリケーションデータ番号
720063U
発行
2018年