色は照明光が物体から反射または透過した光が目に入り判断される人の主観的な感覚です。工業製品において、製品の色を評価・管理する場合、色を数値化し、定量的に判断することが重要です。さらに、得られる数値に対して高い測定再現性が求められています。
紫外可視分光光度計を用いると、得られる試料の反射率または透過率スペクトルから試料の色を数値化することができます。さらにダブルビーム光学系を採用した紫外可視分光光度計は、高い測定安定性を有しているため、得られる色の数値(色彩計算結果)に対しても高い再現性が得られます。
ここでは青色、赤色、黄色の圧粉体カラー反射板をモデル試料として、ダブルビーム紫外可視分光光度計のカラー診断システムによる色彩計算結果の高い再現性を示します。