UV Application Data
分光光度計による天然着色料(テルナチン)の発色の評価
Key Points
色彩評価プログラムによって複雑な色の変化を数値的かつ簡単に評価可能
Introduction
着色料は食品添加物の一種であり、各国の法令により規制されています。近年は食品の安全性への意識の高まりから、天然由来の添加物が注目されています。バタフライピーの抽出物はアントシアニンの一種であるテルナチンにより、pH によって変化する鮮やかな発色を持つ天然着色料です。2021 年には米国食品医薬品庁 (FDA) の色素添加物証明書免除リストに追加されており1)、利用の拡大が見込まれます。
今回は紫外可視分光光度計を用いて pH の異なるときのバタフライピー抽出物の吸収スペクトルを測定し、色彩評価プログラムによってその発色を客観的に評価した結果をご紹介します。
1) United States. Office of the Federal Register. Code of Federal Regulations Title 21, 73. 69, 479 (2023).
Keywords
天然着色料、色素、バタフライピー、食品添加物、分光光度計、アントシアニン、pH、色彩評価
アプリケーションデータ番号
080-UV-0054
発行
2024年
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