反射防止膜は、可視領域の窓材やレンズだけでなく、近赤外領域の光通信やレーザーダイオードに用いられる光学材料などにも利用されています。特に近年では、反射防止膜の性能が向上し、反射率0.1%以下の低反射率特性を有する反射防止膜の評価が行われています。
ここでは、紫外可視近赤外分光光度計の絶対反射率測定システムが、反射率0.1%以下においても測定可能であることを示し、さらに可視領域と近赤外領域において反射率0.1%以下となるように設計された反射防止膜の反射率を測定した例をご紹介します。