技術情報 アプリケーション Application Data 190-UV-0043
UV Application Data

絶対反射率測定システムを用いた誘電体多層膜ミラーの高反射率測定

Introduction

誘電体多層膜ミラーは、高屈折率と低屈折率の誘電体薄膜を交互に多層重ねた反射ミラーで、特定波長帯域において100%近い反射率を得ることが可能です。そのため、カメラや望遠鏡、光通信用の光学系では、光量の損失を低減させるために、誘電体多層膜ミラーが使用されています。このような製品に使用されている誘電体多層膜ミラーの反射率の評価は、品質管理や研究開発において重要となっています。V-700 seriesの絶対反射率測定システムは、ダブルビーム光学系により測光安定性に優れており、任意の入射角度で絶対反射率を測定することができるため、誘電体多層膜ミラーの絶対反射率を設計した入射角度において高精度に評価することが可能です。

ここではV-700 series絶対反射率測定システムを用いた誘電体多層膜ミラーの高反射率測定を行った例を紹介します。

Keywords
誘電体多層膜ミラー、絶対反射率、高反射率、測定再現性
アプリケーションデータ番号
190-UV-0043
発行
2016年
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