技術情報 アプリケーション Application Data 210-UV-0012
UV Application Data

SAH-769 型 1 滴測定ユニットによる、タンパク質・核酸の一滴定量システム

Introduction

V-630BIO ライフサイエンス用紫外可視分光光度計に SAH-769 型 1 滴試料測定ユニットを組み合わせ、DNA の一滴定量を行なった例をご紹介します。

SAH-769 は、5 µL(光路長 1 mm)または 0.6 µL(光路長 0.2 mm)の試料をセルの上に滴下して、上からカバーをするだけで測定が行えます。洗浄は、セルとカバーガラスをラボ用ワイパーで一拭きするだけで完了します。タンパク質・核酸など微量試料の定量測定やスペクトル測定が簡単に行えるので、多検体を迅速に処理することができ、高濃度の試料も希釈をせずに測定できます。

また、このシステムの本体である V-630BIO は、回折格子のモノクロメータを搭載し、ダブルビームの光学系を採用しているため、高い安定性を確保し、信頼性の高い測定が行えます。V-630BIO の制御モジュールにはカラータッチパネルで操作が簡単な iRM を採用し、波長 260 nm と 280 nm の吸光度比を測定できるタンパク質・核酸濃度測定プログラムや、別売のペルチェセルホルダと組み合わせて DNA メルティング測定が可能な温度変化測定プログラムなど、ライフサイエンスに適したプログラムが標準搭載されています。

Keywords
一滴測定、タンパク質・核酸、検量線
アプリケーションデータ番号
210-UV-0012
発行
2010年
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